いてづきブログ

情シスでやってみたことの備忘録

レビューコメントで察してもらおうとするのはやめろ

レビューコメントで具体的な指摘や指示ではなく「ここおかしいです」みたいな突き放すようなコメントを付けて、具体的な対応をレビューイに考えるところから丸投げするのをやめろという話です

 

問題点

無駄を作り込む可能性


言外の内容を読み取らせるということは、相手の読み取り方によっては必ずしもレビュアーが意図した内容が伝わるとは限らないわけです。

修正してもらったとしてもその修正方針が適切かどうか、場合によってはそもそも修正が必要だったのか、出てきてから更に議論をする必要があり無駄なものを作る可能性がありとても非効率です。


無駄なコミュニケーションの発生

レビューイが上記を危惧したなら事前に回避するためにどのような修正にするかを打診すると思います。
が、そもそも指摘する際にどういう風にしてほしいかまで書いてあればこのコミュニケーションは発生させる必要がないもので、レビュアーの怠慢のツケをレビューイに押し付けているだけです。

 

もちろん必ずしも修正方針がわからない場合もあるとは思いますが、それならばそのように書いてレビューイに委ねるなどの手段を取れると思います。

 

心理的安全性の侵害

個人的に一番問題になるのがここだと思っています。

問題だけ指摘するような書き方は得てして高圧的な文体になりがちです。
そこからレビューイが言外に察するのは「なぜこうしないのか?こんなこともわからないのか?」という罵倒や否定の言葉です。

 

本当にそう思ってるかどうかは関係がありません。
かつて自分もそういう人がレビュアーだったときに「言い方がきついことがあったかもしれないが罵倒とかそういう意図はない」と直接言われたことがありますが、思ってないからいいというものでもありません。*1
それをわかっていてもそういうコメントが付けば消化するのにエネルギーを使います。

 

「間違いを指摘しているのだから言葉遣いは関係ない」と言う人もいますが、それは今の仕事の中だけであればそうでしょう。
ですが別に仕事は今の会社とかプロジェクトの中だけではないです、

自己都合か最悪の場合は心を壊して離脱という結果になるかもしれません。

 

なぜ書いたのか

遅れ気味のタスクを自分が巻き取ってその日にリリースできるようにしようって朝会で合意したくせに上記みたいなコメント付けてきてブチギレそうになったので。*2

 

これはちゃんとふりかえりしないといけないなと思って考えをまとめたので載せておきます。

 

 

 

*1:まだ自覚してそう言ってきただけこの人はマシな方

*2:「そうですか」って一言だけつけて返信しようとも考えた