いてづきブログ

情シスでやってみたことの備忘録

なぜプロジェクトは予定通りに終われたのか

2月から関わっていたプロジェクトが無事に終了した。

タイトルでは予定通りと言っているが、実際には自社開発サービスのリプレースなので何かあったらリリース延期とかは出来る状態。
とはいえ、当初目標と定めていた6月末リリースを無事に終えられたので予定通りと言ってもいいと思う。

開発体制

  • エンジニア2人とデザイナー1人の3人チーム
    • デザイナーもReact、TypeScript結構書ける
    • エンジニアはcss書けない
  • RailsアプリからフロントエンドをNext.jsにリプレース
    • TypeScriptとGraphQL
    • NxRelay(この記事では触れない)

目標を達成できたのはなぜか?

小さいチーム

  • 人数が少なかったので意志決定と情報の共有のコストが少なかった

メンバー全員ある程度のスキルが揃っていた

  • 全員がReact,TypeScriptおよび周辺の開発知識は一通りあった
  • ただ、cssはデザイナーしか書けなかったためそこが少しネックになった

フィードバックループ

  • 毎日夕会を行いその日に起こった困りごとはその日に潰せていた
  • 自分以外の2人は毎日出社していたため密なコミュニケーションを取っていた模様(自分は週1出社)*1

フェーズごとの設計

  • 段階的にリリースを行うことになっていたため、フェーズごとにおおまかな設計を行った
    • 一つ前の開発で問題だったことをフィードバックして予め設計時に決めるなどの改善も行った
  • ここで決めたことと今動いてるシステムを迷いなく作業ができる
    • 自分だけリモートでコミュニケーションが少なくなっても進められる状態だった

社内システムである

  • 既存システムがあるのでそれを見ればよかった
  • 再現が厳しいものはビジネス側と交渉して落とし所を探ることが出来る
    • 社内だからというだけでなくお互いの要求を並べて尊重できる組織文化があったこと

個人の感想

ある程度スキルと経験の揃った人がきちんと予定通りに終わらせるためにどうすればいいか考えて動いた結果、というのが正直なところ。

あとは社内システムなので融通を効かせられるのも大きい。
実際に納期延ばしてとかこれやめにしてとかは言ってないけどいざとなったら相談できるのと、無理な仕様が来ても難しいと言える関係は安心感がある。

自分としては「React,TypeScript,Next.jsわかるよね?」ということで招聘されたので無事に役目を果たせてホッとしているところ。

*1:今は出社は任意だが2人は家の事情等で出社を選択していたらしい